【HowTo-BURUKAN】


《みんなで楽しくバルカンしませう!!》

*それでは、いくつかのバルカンポイントを上げてみましょう。これらのポイントを頭に入れておくと
参考になると思いますので。
ポイント①【アプローチ角度】アビームぐらいが好ましいと思います。
その理由は、チョップジャンプがし易いし、さらに振向きの動作がし易いからです。

ポイント②【ジャンプする前にセイルは引き込む】セイリングしているフォームを極端に崩さずに
セイルを開かずジャンプするように心掛けると良いと思います。
その理由は、ジャンプし易いし、着水した時に前傾姿勢が取れるからです。またセイルを引込んで
飛ぶとノーズ着水しやすいこともあります。

ポイント③【ジャンプした瞬間に《肩越しに振向く》】
その理由は、まず《肩越しに振向く》ことがバルカンへの第一歩!そして《瞬間》にとは、この振向
く瞬間が遅いと着水した時に体が後傾となるからです。

ポイント④【振向いたら後ろ足を屈伸させる】軽くジャンプした後、後ろ足を一瞬引き付ける。
その理由は、ボードを海面から引き抜き易く、よりノーズ着水する為です。

ポイント⑤【飛んでる瞬間にマストを風上に引き付ける】
その理由は、着水した時マストが風上に立っているとセイルに風が入ってノーズライドし易くなる
からです。そして、スイッチスタンスからの走り出しがよりし易くなるからです。

ポイント⑥【リグトリムはタッキングイメージ】空中でタックする感覚に近い感じだと思います。

*これら①~⑥までの動作が瞬時にこなせばバルカン成功となることでしょう。


【ポイント①の補足】
《アビームより上側で飛んだ場合はマストの風上側への引き付けは少なくてすみ、アビームよりクヲ
ータで飛んだ場合はマストの引き付けで大きな動作が必要となってくるのですね。》
ですので①で説明したアプローチ角度についてですが、
『なぜアビーム良いかの説明』=最初にバルカンにトライする場合、上記のポイントを全て空中で
考えてコントロールするなんてことは、最初からなかなか出来るものではありません。
そのためトライし始めでは、なるべく飛んで振向くだけの動作にしたいものです。
そこでアビームより風上に飛んでマストを引込む意識をなるべく減らして飛ぶことをお勧めしたわ
けです。アビームからクヲーターで飛んだ場合はセイルの引き付けを大きくしなければならない為、
最初の段階では少々苦労すると思ったからです。
バルカン慣れしたなら、どの角度でアプローチしても問題は無いと思います。

【それでは、写真を見ながら復習してみましょう。】

《通常のセイリング》⇒《軽くチョップジャンプ》⇒《走ってきた方向を振向く》⇒《後足を屈伸》

《着水直前にマストを風上に引込む》⇒《裏風でテイルスライド》⇒⇒《セイル引込》

《下は動画です。》


*【僕のバルカン体験記】
『僕のバルカントライは2001年頃です。ある市販のフリースタイルビデオを見てこのシーンはメチャクチャ
格好良く僕の中に衝撃が走った。方向転換はタックとジャイブしかないその頃。これはやるしかない!!
そう思って始めました。あまりバルカンのやり方の情報も少なく、その頃の夏に始めて1日に約1回程度成功
するようになったのは6ヶ月後のことだったかな。
成功率が8割を超えるぐらいになったのは(その日の体調にもよりますが)おおよそ10ヶ月を要しま
した。とにかく沈を恥ずかしがらずに、(そして年齢など気にせずに?)、いつの日か成功すること
信じて回数飛び続ける。これが最大の成功の秘訣だと思いました。
バルカンにはジャンプした後、テイルスライドという状態が発生します。そこには、通常のプレーニ
ングの快感とは別枠?の世界が存在するように感じます。
この未知なる世界の扉を開けてみませんか。絶対に楽しいと思います。
出来るようになれば、体への負担も少なく、ジャイブするぐらいの感覚でバルカン遊びが出来ます。
是非皆でトライしましょう。』