《Ⅰ、ドライブジャイブ》 プレーニングをし始めたらドライブジャイブにチャレンジしましょう。 それでは最初にボードプレッシャーとセイルの引き込みから練習しましょう。 ボードプレッシャーとセイル引き込みの動作を同時に行うことで、正確で沈しない、 しかもキレのあるジャイブに仕上っていくことでしょう。 『ジャイブに入る前にボードとセイルのコントロールはどうするの?』 ①まずアビームからややクオーターにボード角度をコントロールします。そして ジャイブ動作に入る前に、体の重心をボードの真上にもってきます。 下の写真(左から2番目)はジャイブに進入する前に一瞬作られるニュートラルな状態です。 (バルカンとかフォワードループなども全てこの動作の後に開始されるので、覚えて おけば後々役立つと思います。このニュートラルな状態は確実にイメージしておきま しょう。 ②次にはセイル手をやや広げ、セイルを引き込みやすくします。 ボードはレイルに膝入れしてプレッシャをかけて回し込みます。この時に前傾姿勢で の膝入れとセイルの引き込みが同時にできればキリキリっと回転していきます。 《セイリング》⇒《ニュートラルポジション》⇒《レイルとセイルの同時引込》⇒《クリューから風入と同時に後足(左足)1歩踏出す》 上の写真を動画で見てみましょう《セイル引込とボードプレッシャを同時にかける練習!》 この動作が基本的なもので、この動作がマスター出来ればどのようなコンデ ィションでも100%近くのジャイブ成功率に繋がります。そしてセイルをフォワレイキさせ るジャイブにも簡単にアレンジ出来ますので、何回でも練習して下さい。 『ジャイブはどこ見てジャイブしたらいいの?』 《視線にも注意を》=ジャイブは視線が先にリードしていくと体があとからついてくるものです 。回っていく方向を意識(イメージ)することがとても重要です。セイルを引き込む時の視 線【意識】をジャイブ進入直前にブームエンドの下側にもっていくとよりキレの あるジャイブが可能となってきます。 『ボードは回転したけど、そのあとどうするの?』 ③この時点でボードはランニングレグを超えていったでしょう。次はセイル返しです。 イメージとして進入スピードより脱出スピードをアップするように心掛けましょう。 ランニングを超えたところで、セイルのブームエンド側から風を入れるのと同時に後 足をボード中央に1歩踏み出します。この1歩は(大股の意識)を持って思いっきり出す ぐらいの気持でいいでしょう。 ④そしてセイルを返せばジャイブは完成です。 セイルを返す時は、体の前にマストを持ってくるようにしてマストを引き込みましょう。 (マストを自分の体の前(中央)で回すことによってマストがブレないでセイルが返せ るのです。) 《クリューファーストとともに1歩前に》⇒《大胆に1歩出そう!》⇒《セイルを返しながら》⇒《自分の前にマストを引込む》 下の動画でマストを体の前に引き込む動作を確認して下さい。。 《膝が入っていればジャイブ後半でさらに加速!》 《Ⅱ、クイックジャイブ》 微風でもプレーニングをイメージした練習が出来ます。 この練習が出来れば、吹いた時にも役立ちますのでチャレンジして下さい。 【注意】風が無いからといって、弱い風に合わせてゆっくりジャイブするのはあまり 格好よくありません。できたら風が落ちてもキレのあるジャイブにチャレンジして下 さい。 風速3m/s以上あれば前足をストラップに入れてクイックジャイブの練習が可能です。 この練習方法はセイルの引き込みとボードプレッシャーを同時に行う練習、そしてクリュ ーファーストセイリングからセイルを返す練習にもなり、吹いた時でもよりスムーズ なジャイブに導いてくれますから何回もトライしてみて下さい。 下はプレーニングしない時のジャイブシーンです。 《風の弱い時でもクイックジャイブの練習!の動画》 《Ⅲ、慣れてきたらセイルをよりフォワレイキさせて ジャイブしてみましょう》 フルスピードでジャイブする時は膝入れとセイルの引き込みは極限となります。 ハイスピードでの進入の為、海面のチョップでボードはパンチングしますが、前傾姿 勢で膝が入っていれば充分チョップを吸収出来るのですね。 下は動画です。 《フルスピードでフォワレイキジャイブの動画》 |